フィルム写真の色や階調はどこまでデジタル化できるのか?

フィルム写真の良さはある

 やはり、フィルム写真のほうが色も階調もいい。

 

 デジタル一眼カメラが普及して15年がたった今でも、デジタル写真は、フィルム写真の色と階調には及ばないと言われています。

 

 プロでも、デジタルカメラとフィルムカメラを使い分けていることがあります。特に、風景の空や緑、夕焼けなどじゃフィルムでないとできない色があります。

 

 本当は、デジタルでも「デジタル現像仕上げ」をすれば、フィルム以上の色や階調は理論上は作れます。しかし、一般のカメラマンにはその技術力がありません。

 

 フォトワークスのデジタル化した画像の色と元のフィルム画像と色を比較すると、同じにはなりません。ほぼ似たようなカラー写真にはなります。ただし、一般の人が見た場合、並べなければどちらがデジタルで、どちらがフィルムかはわからないと思います。

 

 フォトワークスは、写真作品レベルの画像づくりを意識しています。こだわったホワイトバランスやRGBの発色のちがいを最小限するために膨大な手間をかけています。

 ゆえに、あえて「同じではない」と正直に申します。

 

 

 

 

過去の遺産をデジタルアーカイブする

 プロカメラマンやプロ顔負けのアマチュアカメラマンの良い作品のほとんどはフィルム写真時代に撮影されています。

 

 しかし、フィルム写真は経年劣化がひどく、プリントも非常に費用がかかります。

ブログやウェブでみたり、気軽にパソコンでプロジェクター上映することができません。

 

 そこでフィルムスキャナーを使ったサービスを提供して、過去の作品アーカイブをデジタル化するサポートをしています。

 

 

デジタル化スキャン作業の実際

 フィルムスキャン・サービスは、高解像度スキャンができるフィルムスキャナーを使用。マルチエクスポージャー技術をつかった2回スキャンによって高精細で原版にできるだけ忠実な画像を作成しています。

 そのため、通常のフィルムスキャナー(安物)では1分もかからないスキャン作業が5分以上かかります。

 

【スキャン作業手順】

 

  1. フィルムスキャナーのホワイトバランスを調整
  2. 原版のネガフィルムをチェック(ゴミ・傷など)
  3. フィルムをマウントにセット
  4. 事前スキャンでスキャンした画像をチェック(露出、色、フィルムメーカーごとの誤差調整)
  5. 本スキャンでデジタル化(1枚あたり3分から5分)
  6. デジタル化した画像の水平調整、トリミング作業
  7. 上記作業を1枚づつ繰り返し
  8. DVDに記録保存

 

以上の工程は、1枚あたりに換算すると10分以上かかります。

 

 

 ちなみに、自分でフィルムスキャナーを買えば簡単に出来るかというと。結論は無理だと思います。、色管理やトリミング加工などをきちんとした精度ではできないと思います。

 さらに、スキャナーに付属する安物の画像ソフトで仕上げたり、色管理できてないモニタで色確認をすれば、せっかくのフィルムの色は絶対に再現することはできなくなります。

 

デジタル現像仕上げ

 以上の標準スキャンでの納品では、スキャナーでの基本色調整、ホワイトバランスはおこないます。

 一般的な写真プリントと同様に、青み、黄色みなどの色誤差の範囲では許容できるデジタル画像にはなっています。

 

 しかし、実際のネガプリントのような色に近づけるには、このデジタル画像を元に「画像レタッチ」、つまり「デジタル現像」の工程が本来は必要です。

 このデジタル現像仕上げは、プロが写真店などで行うレタッチャー(デジタル画像加工技術者)やプリンター(印画技術者)の領域となります。

 

 富士フィルムの「クリエイト」などのプロラボでの現像、プリントのように写真作品をより足見せる加工仕上げがデジタル写真にもあります。

それには1枚あたり3000円などの費用がかかります。

→ デジタル現像仕上げ

 

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